FEUERHAND Nr.275 BABY BORDE RED:ニャー・フュアーハンド レアモデル
馴染み深いドイツ製のストームランタン、これぞパイオニアブランド
”FEUERHAND”の歴史は余りにも長く、広く世界にコレクターを有する
1878y、”Hermann Nier”氏が創業、その歴史は現在から未来へと続くのだ!
”Nr275”は1933y誕生、この”Nr.275”は、1948~1952y”に修正します
ビッグストームヘッド仕様、大変貴重なモデルである事が分かってきた
1945日5月8日ドイツ降伏、共産主義の東、資本主義の西に分断された
会社は没収解体され、NIER三兄弟の一人はソ連軍に逮捕、二人は西側へ逃亡した
逃れた二人はモデル数を絞り込み少量再生産を始め、その短期間に製造されたモデル
1949y”FEUERHAND OHC HOHENLOCKSTEDT”を設立し第二期の礎を築いた
特徴であるビックストームキャップは、近年では”No.276 軍用”などで見られ
”NIER Nr.275”はスモールストームヘッドのモデルの認識でした
創業者の”Harmann Nierは”1902年3月27日パテントを取得、それ故に元祖の印象が強い
その内容は”Grove lifting crank system”点火時にグローブが上下する機能であった
旧記事で前述しましたが”WESTERN GERMANY”の義務化は1947yからとされる
しかし、このタイプのランタンは1850yころに確認された史実があり
実は、いつ?誰が?作ったのか!不明のままで詳細は分かっていない
注視するもオリジナルペイントであろうことに驚き、しかも”NOS”コンディション
ドイツブランドやオーストリアブランド、戦争に翻弄された史実を垣間見る
グローブも”JENA GLAS”のオリジナルで、エビデンスの一つになった
ストームランタンは多くを持たないし、詳しい方でもないですが
これは一度も見た記憶がないモデルだと、一瞬にして感じ取れた
ファーストインプレッションのインスピレーションは重要です
埃まみれだったが保存状態が良く、70年近くも前のモデルとは思いずらかった
のんびりと時間を掛けて、世界中の資料や文献を調査して徐々に分かってきました
画像が見当たらず、文献にも記録がなく、ドイツ人コレクターにも相談し
遂にエビデンスとなる資料を見つけることができ、それが決定的となりました!
現行モデル”No276 BABY”のグラスと比較、フォルムが違う
”No.276”も古く翌年の1934yリリース、このモデルは2006yころ購入した
高さは1cmほど低くタンクも小さく一回りコンパクトで低重心
フォルム、バランス共に美しく、何と云ってもオリジナルと思われるボルドーレッドが堪らない
■となりの色につられ、赤みが強く出過ぎています、、、
ディスコンになった「No.276 錫メッキ」友へ嫁ぐモデルもあれば
幻の中の幻のモデルと出会うこともある
”NIER FEUER HAND Nr.275 BABY BIG STORM HEAD MODEL”
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