Optimus No.11 Explorer:オプティマス・No.11 エクスプローラー
MSR®に象徴されるリモートバーナーはエポックメイキング
バックパックストーブの概念をも変え多くのブランドに影響を及ぼした
登山家などプロからも高く評価されユーザーに支持されて今も進化を続ける
その衝撃から遅れること二十数年、かなり出遅れた感もあるものも
老舗ブランドのプライドもあったのかも知れないが追随した後発モデル
オプティマス社製初のデチャッタブル仕様”FUEL BOTTLE”
当時の雑誌には”MSR FUEL BOTTLE”にセットされ意地が悪いと云うか
アメリカの代表的なアウトドア誌だからか、些か揶揄した印象もなくもない
ボトルはピカピカ、ストーブは明らかにユーズド、如何にもアメリカ的な表現(笑)
国内では1996yにリリースされ、当時の価格は19.000円であった
1999yディスコン、最終価格は21.000円で販売期間が短いこともあり
販売個体数が少なく、オーナーも手放さない傾向にあり、欧米も含め
市場的にも希少になっており、プレミアムプライスになっている
いま振り返ると、1990sはオプティマス社は過渡期にあり、象徴的な箱スト以外に
かなり個性的なモデルを量産していた時代でもあったと鑑みることが出来ます
EAGLE 1000
Cooking pot support、ダッチも使えるタフな回転型五徳
Wind shield:セッティング
Multikey:ニップルレンチはNo.111との共通パーツ
オプティマス社は伝統的に合理的な生産体制のブランドだった
Pump:MSR社と比較すると明らかに素材のクオリティは高い
それ故に重く最高級だったのですが、前述したように米誌だからか
”SIGG FIRE-JET”と共に、欧州ブランドには辛口な評価である
「Coleman Feather 442」が比較機種になっているのか!?不思議だ
ON:バーニングサイド
フューエルラインのセットはワンアクション、差し込むだけ
オプティマス社デチャッタブルストーブ(リモートバーナー)の礎となる
パイオニアのMSR®との差別化を強く意識しながらの
記念すべきオプティマス社製デチャッタブル1stモデル
OPTIMUS No.11 Explorer
歴史的名機、箱ストのロングセラー「No.11」の称号を半世紀ぶりに冠せられた
その称号の復活にブランドの誇りとヒストリーを感じざるを得ない
”MODEL 9”のインパクトと成功の影に欧州ブランドの液燃モデルの衰退と
時代の移ろいが象徴的に、今世紀になり”KATADYN GROUP”傘下になった
MSR®社も紆余曲折しCASCADE DESIGNSグループで今日がある
ブランドを守ることと、残すことの差異は、何なのかと考えさせられる
そんなことを妄想しながら、数多くの名機を誕生させた「Optimusの歴史」に
敬意を表すと共に、”No.11 Explorer”は隠れた名機であると声を大にして云いたい
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