2011年07月02日
MSR® HISTORY:創設者 Larry Penberthy:ラリー・ペンバーシー
”MSR” 正式名 ”Mountain Safety Research®”は
1969y 登山家 Larry Penberthy:故 ラリー・ペンバーシーが創設した

常にプログレッシブでイノベーションが高く
我々を魅了してやまない「MSR」
伝説のテントブランド”moss”を
買収するまでの沿革を簡素にまとめました
------------------------------------------------------------------------------
「情報および画像提供などご理解ご協力に感謝します」
”Information, images, literature
Thank you sincerely for your understanding and cooperation”
「Mountain Safety Research® の歴史」
1969年
クライミング用品の安全性と信頼性の研究のために
登山家 Larry Penberthyが ”MSR®” を創設

1970年
アルミ製シャフトを使った初のアイスアックス(ピッケル)
Eagleアイスアックスを発売

1973年
MSRが進めていた急性高山病の原因究明の経験と結果から
バックパッキング、クライミングストーブで
初のリモートバーナー式ストーブ(デチャッタブル)を開発
歴史的なストーブ MODEL 9 を発売

この時代、FUELBOTTLEを持たない MSR は
”SIGG”のFUELBOTTLEを指定ブランドとしている

MSR第1号テント、マウンテンテントを発売
以後長年にわたり世界各地で遠征や捜索、救助活動の際に利用される


1974年
MODEL 9A リリース

MSRフレームパックが初のパネルロード式バックパックとして登場
1975年
長時間持続可能なリチュウム電池を初めて一般ユーザー用製品に使用
その最初の商品となったのが、MSRのヘッドライトです


世界初のマルチフューエルストーブ「MODEL MF」を発売
灯油、Stoddard溶剤、ストーブ石油、ディーゼル、JP-4、Blazo、ホワイトガソリンなど
どんな燃料でも使用できるため、ネパールやペルーの登山家たちに急速に普及
クライマーをはじめ、アウトドアマンに広く認知される

1976年
他社に先駆けてレインジャケットとパーカーの脇の下に通気ジッパー(通称ピットジップ)を採用
アウターウェアの通気に革命をもたらす

MODEL DF リリース、販売期間が一年ほど、、MSRで最も短命なモデル
それ故に、MODEL9 初期と並び特に入手困難なモデルとして知られる

MSR公式ヒストリーでは、1981yにオリジナルフュエールボトルを販売としているが
このブルーマウンテンロゴ時代のボトルは、この頃発売されたと個人的に考える

1977年
MODEL G、G/K リリース

1981年
REI傘下になる

MODEL X-GK リリース

オリジナル純正フューエルボトル販売

1982年
のちに軽量パックパッキングストーブの代名詞となるベストセラーモデル
”WhisperLite”を開発発売

1983年
「Firefly」発売


個人的に好みのモデル

1984年
”WhispeLite International”リリース

セルフクリーニング機能、パテント取得

1986年
HEAT EXCHANGER:ヒート・エクスチェンジャー
と EXPD ALPINE 2を開発発売
この組合わせによってストーブの熱効率が25%向上
本格的なクライマーのマストアイテム、25年以上のベストセラー
現在も入手可能、1.5L 2.0Lサイズに対応



WindPro™ CANISTER STOVE

1991年
浄水器市場でもっとも信頼できる WaterWorks フィルター登場

1994年
世界中の過酷な条件で最高のパーフォマンス発揮する
多くの登山家や探検家から高く評価された「MSR®XGK」が発売

優れた浄水力を発揮する活性炭とセラミック技術を合わせた初のフィルターとなる

1995年
Denaliモデルの発表により
MSR®が注入成形プラスチック製のSnowshoe:スノーシューを普及させる

1998年
ストーブに品質改良という伝統的カンパニーミッションに基づき
MSR Dragonflyストーブを開発販売
業界に大きな衝撃を与える
液体燃料ストーブで、初めてトロ火を実現した高性能マルチフューエルストーブ

今では、Mountain Gourmetとして知られるオーガニック素材を使った
唯一の本格的ベジタリアン向けグルメ食品 EcoCuisine の販売を開始

世界初の「Multi-Mounr 式キャニスターストーブ」
MSR®SuperFly™キャニスターストーブ発売

ACSENT™アセント:当時世界最軽量のHANGING KIT

2000年
moss テントのデザインパテントを買収

ブランド名は譲渡されることはなかった
2001年
MSR®が誇る耐久性と細部にまでこだわった
デザインと機能を備えた一連のテント販売をスタート


”moss” のテントやウィングのデザインは”MSR”に吸収され
その MSR社も、その後 ”Cascade Designs”グループに買収されました
2002y には、一部モデルがそのままのデザインで
リニューアルされて MSR ブランドとして残りましたが
mossタグは一切、姿を消す事になります


BILL MOSS
-----------------------------------------------------------------------------------------------
「受賞歴」

1986年
WhisperLite Internationale:ウィスパーライトストーブが
”BACKPACKER”誌より製品デザイン賞を受賞

1994年
WhisperLite が”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞

1997年
Denali スノーシューが”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞

1998年
DragonFly:ドラゴンフライストーブが
「オプパッド:オランダ」「アウトドア;デンマーク」
「TGO:イギリス」「ウテ:スウェーデン」
権威あるアウトドア雑誌の四誌により
ヨーロッパ年間最優秀製品賞を受賞と云う偉業を成す

アルパイン キッチンセットが
”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞
丸形キッチンセット

2011y NEW ALPAINE DX KITCHEN SET

2000年
MountainGourmetフードが「バックパッカー」誌よりエディターズチョイス賞を受賞
TrekkerTarpが「バックパッカー」誌よりエディターズチョイス賞を受賞

ラリー・ペンバーシーは、2001y MSRがカスケードデザイン社に買収されたのを見届けるかのように
11月24日ウエストシアトルの自宅のお気に入りの椅子で眠るように息を引き取った(享年85歳)
国内販売では、2002yを最後に株式会社モチズキに代理店が変わり現在に至ります
MSR 2002y カタログ

その後の「MSR®」
1969年
クライミング用品の安全性と信頼性の研究のために
登山家 Larry Penberthyが ”MSR®” を創設

1970年
アルミ製シャフトを使った初のアイスアックス(ピッケル)
Eagleアイスアックスを発売

1973年
MSRが進めていた急性高山病の原因究明の経験と結果から
バックパッキング、クライミングストーブで
初のリモートバーナー式ストーブ(デチャッタブル)を開発
歴史的なストーブ MODEL 9 を発売

この時代、FUELBOTTLEを持たない MSR は
”SIGG”のFUELBOTTLEを指定ブランドとしている

MSR第1号テント、マウンテンテントを発売
以後長年にわたり世界各地で遠征や捜索、救助活動の際に利用される


1974年
MODEL 9A リリース

MSRフレームパックが初のパネルロード式バックパックとして登場
1975年
長時間持続可能なリチュウム電池を初めて一般ユーザー用製品に使用
その最初の商品となったのが、MSRのヘッドライトです


世界初のマルチフューエルストーブ「MODEL MF」を発売
灯油、Stoddard溶剤、ストーブ石油、ディーゼル、JP-4、Blazo、ホワイトガソリンなど
どんな燃料でも使用できるため、ネパールやペルーの登山家たちに急速に普及
クライマーをはじめ、アウトドアマンに広く認知される

1976年
他社に先駆けてレインジャケットとパーカーの脇の下に通気ジッパー(通称ピットジップ)を採用
アウターウェアの通気に革命をもたらす

MODEL DF リリース、販売期間が一年ほど、、MSRで最も短命なモデル
それ故に、MODEL9 初期と並び特に入手困難なモデルとして知られる

MSR公式ヒストリーでは、1981yにオリジナルフュエールボトルを販売としているが
このブルーマウンテンロゴ時代のボトルは、この頃発売されたと個人的に考える

1977年
MODEL G、G/K リリース

1981年
REI傘下になる

MODEL X-GK リリース

オリジナル純正フューエルボトル販売

1982年
のちに軽量パックパッキングストーブの代名詞となるベストセラーモデル
”WhisperLite”を開発発売

1983年
「Firefly」発売


個人的に好みのモデル

1984年
”WhispeLite International”リリース

セルフクリーニング機能、パテント取得

1986年
HEAT EXCHANGER:ヒート・エクスチェンジャー
この組合わせによってストーブの熱効率が25%向上
本格的なクライマーのマストアイテム、25年以上のベストセラー
現在も入手可能、1.5L 2.0Lサイズに対応



WindPro™ CANISTER STOVE

1991年
浄水器市場でもっとも信頼できる WaterWorks フィルター登場

1994年
世界中の過酷な条件で最高のパーフォマンス発揮する
多くの登山家や探検家から高く評価された「MSR®XGK」が発売

優れた浄水力を発揮する活性炭とセラミック技術を合わせた初のフィルターとなる

1995年
Denaliモデルの発表により
MSR®が注入成形プラスチック製のSnowshoe:スノーシューを普及させる

1998年
ストーブに品質改良という伝統的カンパニーミッションに基づき
MSR Dragonflyストーブを開発販売
業界に大きな衝撃を与える
液体燃料ストーブで、初めてトロ火を実現した高性能マルチフューエルストーブ

今では、Mountain Gourmetとして知られるオーガニック素材を使った
唯一の本格的ベジタリアン向けグルメ食品 EcoCuisine の販売を開始

世界初の「Multi-Mounr 式キャニスターストーブ」
MSR®SuperFly™キャニスターストーブ発売

ACSENT™アセント:当時世界最軽量のHANGING KIT

2000年
moss テントのデザインパテントを買収

ブランド名は譲渡されることはなかった
2001年
MSR®が誇る耐久性と細部にまでこだわった
デザインと機能を備えた一連のテント販売をスタート


”moss” のテントやウィングのデザインは”MSR”に吸収され
その MSR社も、その後 ”Cascade Designs”グループに買収されました
2002y には、一部モデルがそのままのデザインで
リニューアルされて MSR ブランドとして残りましたが
mossタグは一切、姿を消す事になります


BILL MOSS
-----------------------------------------------------------------------------------------------
「受賞歴」

1986年
WhisperLite Internationale:ウィスパーライトストーブが
”BACKPACKER”誌より製品デザイン賞を受賞

1994年
WhisperLite が”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞

1997年
Denali スノーシューが”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞

1998年
DragonFly:ドラゴンフライストーブが
「オプパッド:オランダ」「アウトドア;デンマーク」
「TGO:イギリス」「ウテ:スウェーデン」
権威あるアウトドア雑誌の四誌により
ヨーロッパ年間最優秀製品賞を受賞と云う偉業を成す

アルパイン キッチンセットが
”BACKPACKER”誌よりエディターズチョイス賞を受賞
丸形キッチンセット

2011y NEW ALPAINE DX KITCHEN SET

2000年
MountainGourmetフードが「バックパッカー」誌よりエディターズチョイス賞を受賞
TrekkerTarpが「バックパッカー」誌よりエディターズチョイス賞を受賞

ラリー・ペンバーシーは、2001y MSRがカスケードデザイン社に買収されたのを見届けるかのように
11月24日ウエストシアトルの自宅のお気に入りの椅子で眠るように息を引き取った(享年85歳)
国内販売では、2002yを最後に株式会社モチズキに代理店が変わり現在に至ります
MSR 2002y カタログ

その後の「MSR®」
Borde Benzin-brenner Nr.33:最後のボルドーバーナー Nr.33
MSR Firefly Stove Last Model:ファイアフライ ラストモデル
MSR Firefly Stove item #22100 New Old Stock:MSR ファイアフライ NOS
MSR How to Use WINDBURNER™:ウィンドバーナー使用法・最新ムービー
Campingkocher Borde Nr.56 mit No.33:キャンピングバーナー ボルドー Nr.56
Optimus No.11 Explorer:オプティマス・No.11 エクスプローラー
MSR® WINDBURNER™ :ウィンドボイラー、ウィンドバーナーに名称変更!
MSR® Fuel Bottle Process of Design:フューエルボトル・デザインの変貌
OPTIMUS HIKER+:オプティマス・ハイカー・プラス・箱ストヒストリー終焉か!?
CAMPINGAZ Provence Konro Auto:キャンピンガス・プロヴァンスコンロオート
MSR Firefly Stove Last Model:ファイアフライ ラストモデル
MSR Firefly Stove item #22100 New Old Stock:MSR ファイアフライ NOS
MSR How to Use WINDBURNER™:ウィンドバーナー使用法・最新ムービー
Campingkocher Borde Nr.56 mit No.33:キャンピングバーナー ボルドー Nr.56
Optimus No.11 Explorer:オプティマス・No.11 エクスプローラー
MSR® WINDBURNER™ :ウィンドボイラー、ウィンドバーナーに名称変更!
MSR® Fuel Bottle Process of Design:フューエルボトル・デザインの変貌
OPTIMUS HIKER+:オプティマス・ハイカー・プラス・箱ストヒストリー終焉か!?
CAMPINGAZ Provence Konro Auto:キャンピンガス・プロヴァンスコンロオート
「Thanks/Cheers/Gracias/Merci/Ta/Tah/謝謝/감사합니다/コメントありがとうございます」
こんばんわー
久しぶりに歴史のお勉強をさせていただきました(笑)
うちのオヤジ、ウィスパーライトはくれないんですよねー
何度くれ!って言ったかわかりませんが・・
自分で買うしかないか・・・(ノД`)
久しぶりに歴史のお勉強をさせていただきました(笑)
うちのオヤジ、ウィスパーライトはくれないんですよねー
何度くれ!って言ったかわかりませんが・・
自分で買うしかないか・・・(ノД`)
Write in: londy55 at 2011年07月02日 21:04
londy55さん
どもっ!です
数日前、2002yのカタログを見てたんですが
意外に余り知られていない、MSR HISTORY
ちょっと、まとめてみました!
ナイスなオヤジさん
大ブスはお下がりしても、ウィスパーライトは、まだなんですね〜(笑
どもっ!です
数日前、2002yのカタログを見てたんですが
意外に余り知られていない、MSR HISTORY
ちょっと、まとめてみました!
ナイスなオヤジさん
大ブスはお下がりしても、ウィスパーライトは、まだなんですね〜(笑
Write in: SHOWSEI
at 2011年07月02日 22:37

こんばんは!
コメント有り難うございます!
そして初コメきっかけ有り難うございますw
僕がアウトドア始めたキッカケは雑誌で見たmossのスターゲイザーでした。
時既に遅しでMSRのファントムやらスーパーフュージョンやらアウトフィッターやパラウィングを見つめながら涎をたらす日々w
紐解くエントリ有り難うございます。
MSRの旧ロゴ雰囲気っすね!ピッケルが最初ってのもなんとも趣きあります^^
やはり山屋なんすねー!
コメント有り難うございます!
そして初コメきっかけ有り難うございますw
僕がアウトドア始めたキッカケは雑誌で見たmossのスターゲイザーでした。
時既に遅しでMSRのファントムやらスーパーフュージョンやらアウトフィッターやパラウィングを見つめながら涎をたらす日々w
紐解くエントリ有り難うございます。
MSRの旧ロゴ雰囲気っすね!ピッケルが最初ってのもなんとも趣きあります^^
やはり山屋なんすねー!
Write in: fuu
at 2011年07月03日 02:22

fuuさん
おはようございます!
ようこそデス(^^ゞ
足跡辿りをしましたら
なんと!キレイなブログ!と思いました
Vulcano登場に思わずコメント
以後、宜しくお願いします!!!
MSRの偉業は、アルミ製ピッケルとデチャッタブルストーブ
そして浄水システムと云われています
テントは後発だったせいか!?
mossを買収する事で、成し遂げたイメージがありますね!!!
最も好きなブランドの一つです(^皿^)v
おはようございます!
ようこそデス(^^ゞ
足跡辿りをしましたら
なんと!キレイなブログ!と思いました
Vulcano登場に思わずコメント
以後、宜しくお願いします!!!
MSRの偉業は、アルミ製ピッケルとデチャッタブルストーブ
そして浄水システムと云われています
テントは後発だったせいか!?
mossを買収する事で、成し遂げたイメージがありますね!!!
最も好きなブランドの一つです(^皿^)v
Write in: SHOWSEI
at 2011年07月03日 04:10

大作ですね!!
ウォーターワークスは愛用品の一つです。
山の中で飲料水を作り出せるってのは
本当にありがたい事です。
60過ぎたらエキノさん気にせずに
生水ガブ飲みしてやろうと思っていますが(笑)
ウォーターワークスは愛用品の一つです。
山の中で飲料水を作り出せるってのは
本当にありがたい事です。
60過ぎたらエキノさん気にせずに
生水ガブ飲みしてやろうと思っていますが(笑)
Write in: やまも。 at 2011年07月04日 16:22
やまも。さん
>大作ですね!!
アリガトウゴザイマス
時間掛かりました(爆
この浄水システムは
当時、エポックメイキングだったらいいですね!
どこでも安心な水を確保出来るのは、ギリギリの世界では重要なことです
>生水ガブ飲みしてやろうと思っていますが(笑)
わたしゃ〜ヤダな〜
清き水を飲み続けたいですわ(爆
>大作ですね!!
アリガトウゴザイマス
時間掛かりました(爆
この浄水システムは
当時、エポックメイキングだったらいいですね!
どこでも安心な水を確保出来るのは、ギリギリの世界では重要なことです
>生水ガブ飲みしてやろうと思っていますが(笑)
わたしゃ〜ヤダな〜
清き水を飲み続けたいですわ(爆
Write in: SHOWSEI
at 2011年07月04日 23:03

※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。